脳内の生理の正常を保つ

人間の脳は、結構奥深いところで健康や幸福感のほとんどをまかなっています。新しい表層の脳は、社会的なことや、言語や法則、考えたり創造したり、そして記憶を積み重ねたり、未来を思い浮かべたり、逆に多くの不安や悩み、心配や囚われなどがうごめいている場所で、人間が人間らしく生きるために後天的に増幅されてきたものです。

社会や人間関係、秩序や規律に囚われて翻弄されていると、脳の表層のところで緊張が高まりすぎたり、また、現実から逃れるために緩慢になりすぎたりして、深くにある脳の大切なバランスを大きく壊してしまいます。それで、脳内に正常に分泌されるはずの多くのホルモンなどの大切な物質が、過敏に放出されたり、不足したりして、多くの精神的な作用をおこしてしまいます。そしてその状態が、表層の脳にある考えや囚われ、悩みなどの不安を適切に処理することができなくなり、より不安が高まり囚われ、悪循環をおこしていくのです。このような状態がひどくなると、脳内物質を補ったり、調整するための薬などに頼らなくてはならないようになったり、下手をするとドラッグや、アルコール依存症に陥ったり、そこまで行かなくてもギャンブル依存や、ストーカー、人格障害などを引き起こしてしまいます。

脳内の状態を正常に保つためのヒントを今回特集を組みましたが、要は、いかに何事も楽しむか、ということが大切だということだと思います。現在、人の心は脳でほとんどのことが解明できるようになったようです。まだまだ未知の分野は多いようですが、これからもまず、病は気からといわれるように、心の安定すなわち脳内を正常に保つことも大切に心がけていきましょう。

 

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