脳内のマリファナ

マリファナは、音楽や芸術に必要な感性が敏感になったり、食べ物がとてもおいしくなったり、平和な気分や幸せな気分にもなり、人の肌と肌の接触に強い快感を伴うなどといわれています。海外では、つらい吐き気を伴う化学療法後のガン患者に使用することを許されているところもあり、その人達にとってのマリファナは、その日を生きる希望になり、つらい慢性の痛みから心身を解放してくれるものでもあるようです。マリファナにはその他の多くの症状をやわらげる効果もあり、その歴史は長く、時代や地域を超えて世界中に蔓延しています。

日本では大麻取締役法で取り締まられているマリファナですが、実は人間の脳内でマリファナのような物質を自ら作り出している事が分かっています。それは、「内因性カンナビノイド」(マリファナの原料となる大麻草の学名Cannabis sativaにちなむ)と呼ばれる天然化合物である、脳内マリファナといわれるものです。近年、この「内因性カンナビノイド」の研究で物質を調べたところ、15年前には誰も予想しえなかったまったく新しい発見がありました。それは、不安,痛み,吐き気,肥満,脳障害など多くの症状を解消する治療に生かせるかもしれないということがわかったのです。

鎮痛、幻覚等の精神神経反応を引き起こすといわれている、大麻の有効成分であるテトラヒドロカンナビノールは特に強い幻覚作用をもたらします。カンナビノイドは、恐怖体験などにおいて発症したトラウマの記憶を消去する効果も持ち、PTSDを始めとするトラウマによる疾患を治療するための薬としても使用されることがあるほどですから、健康な脳内で作り出される内因性カンビナイドは、そのような記憶を持ち続けないような生き方にも関係するのです。脳内の健康状態によって、分泌される物質ですので、脳内の健康はとても大切ですよね。

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