ノルアドレナリン

ノルアドレナリンは、意欲と生き残るためには必須の神経伝達物質です。人は恐怖・驚愕の体験に遭遇するとノルアドレナリンを分泌し、闘争か逃避かの態勢に入り、ストレス体験を終息させるための行動に入ります。ノルアドレナリンは人体に必要なホルモンですが、限度を超えると猛毒になりますので、ストレスを少なくする事が大切です。ストレスは、自分が好きなことと違うことをするときや嫌な人と会うときなど、何事も自分が嫌だと思うことが多ければ多いほど、つきまといます。このような感覚で生活を続けると、いつもノルアドレナリンが大量に放出されてしまうことになります。

体や脳を健康に保つには、いかに嫌だ、嫌だ、と思わないかという事が大切になってくるのです。それも表面的ではなく、心の奥底からです。人は社会的には、やるべき事から逃れられないときがありますから、その時には、やるからには本気になって楽しむという気持ちに切り替えれば、ノルアドレナリンは出なくなり、逆にエンドルフィンが多く放出されるのですから、自分が選択した物はすべて楽しむという思考回路を身につけるのも、楽しい人生のためには役立つと思います。

食生活もノルアドレナリンのバランスには重要です。日頃から甘いものを撮り過ぎたり、ビタミン・ミネラルの不足が続くと、低血糖に陥りやすくなります。低血糖になると、人間の体は生命の危機を感じて、体の血糖値を高めようとアドレナリンやノルアドレナリンを分泌します。アドレナリンは攻撃ホルモンですから、暴力的になりますし、ノルアドレナリンは恐怖感・強迫観念を起こします。お腹が空くとイライラするのも、このためです。

 

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