脳の構造と頭推按

人の脳は右脳と左脳という一対の大脳半球と、視床・視床下部の間脳から中脳と橋、延髄、脊髄と連なる脳幹、そして後頭部にある小脳で構造されています。

これらが、連携をとりながら、人間の心や身体の健康の大切な部分をになっています。

その大切な脳は硬膜やくも膜、軟幕、その下に髄液で柔らかく保護され、頭蓋骨で強固に守られています。
その頭蓋骨は完全につながっているのではなく、成人の頭蓋骨は通常28個の骨から構成され、下顎を除いて、頭蓋の骨格はすべて縫合されています。
その縫合されている部分には、微少な隙間があり、その隙間を通じて、大脳の表面を覆っている、

記憶や考えの中心的な役割を果たす外套と呼ばれる層にある微細な感覚を感じ取る事ができます。

またその調整を行うために、その縫合部分につながる、経穴を刺激するのが頭推按です。

外套は内部にある、生命の根幹である視床下部や、情動や本能に関わる脳の深部と密接な連絡を取り合って、神経細胞と信号をかわし合っています。
脳内の微細な波長とよく似た、施術者の指先から出る気の一部である、遠赤外線の波長が何らかの影響を示すと、施術者の指腹にその微細な影響が伝わります。

頭推按はその調整を行いながら、施術をします。
肝臓や胃が悪いと、その表層にある経穴が緊張していたり、緩慢であったり、複雑な証をその経穴が表します。

脳も同じで、その頭蓋骨を接合する部分の内側にある、脳の部位と、その脳と連絡を取り合っている深層部の脳の部位の状態が、その経穴に複雑な証を表します。

太極拳の外丹気功術は、そのような体験的研究から、頭部の経穴とその状態が、人間の精神状態と強く結び合っていることを発見して、現在に頭推按として伝承しています。

 

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